アモルファス合奏団
パーフェクTVレポート

1997年9月21日に行われたアモの第16回演奏会の模様が
パーフェクTVで放映されました。
実は、パーフェクTVに加入している団員がいないため、
誰も見ていないのですが
放映されたのと同じものがビデオになりました。
チェロのAさんがその様子をレポート。

全体の流れ
 まず、このビデオは年末に放映される、とかいうTV番組の形式をとっています。
 CGで番組制作会社の名前が出たあと、BGMとともにホールの外観が現れ、そこにタイトルがのるところや、少しずつホールの中に入ってゆくところなんか、さすがプロの技。
 次にステージリハーサルの風景が、横山先生のお話の間に挿入されます。このとき演奏の音はきこえません。横山先生のすばらしいお話と、画面の下の方にアモの略歴なんかがテロップで静かに流れているだけです。
 このテロップの中に「・・その技量はアマチュアの域を越え、専門家筋にも絶賛されている(!!!?)」(失礼。カッコ内は私。それにしても「専門家筋」って一体・・・)などと書かれているし、先生のお話もお話なので、もう、どんな演奏が聴けるのかと思うとわくわくしちゃう。ほんとにアモの演奏会なの?(ここは映像だけで音は聴かせない、というのは正解です。さすがプロの技。)
 そして、演奏が始まります。まずはエルガー。「ああ、やっぱりいつもの私たちなんだわ」と、ほっとするひととき。イントロから夢見心地だった私は、ここでハッと正気に返りました。個人的に率直に言えば、「序奏とモデラート」って感じ。
 次にブルックナー。自分のパートで、演奏中に全く気づかなかったリズム感のすっごく悪いところを次々発見してショックを受けました。みなさまごめんなさい。全体では決して悪くはないけど未消化気味かな?もう1回やりたいです。
 ドヴォルジャークは安心して聴けます。とても丁寧で、激しい魅力とはちがうけど、大変好感の持てる演奏。今までアモでこの曲は何回かやったけど、その中では最高のできばえ。過去のテープは全部なくしちゃってもこれだけ取っておけばOKだと思います。
 最後にアンコール。これも出色の仕上がり。存分にアモルファス節を鳴らしていました。
映り具合について
 これは文句なくプロの技ですが、演奏のヤマ場とアップの場面が一致しないところが もどかしい。仕方ないですけど(でも、結構努力の跡が見られる)。
 全体の構成としては指揮者中心ですので、映像の4割が横山先生、3割はコンサートマスターから2ndVnの1プルトまでの人たち、1割が全体の遠景で、残りの2割がその他のVnの人たちとVla.Vc,Kbといった具合でしょうか。
 というわけで、人によって映り具合には圧倒的な差があります(もちろん、量が問題にならないくらい一瞬とってもいいアングルから映っている人もたくさんいますけど)。
最後に
 これは私たちにとって大切な演奏会の記録ですが、そのこととは別に、完成された一つの映像作品でもあるようです。たまにはこういうのもいいかも。

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アモルファスってなに?演奏会の記録オンラインペーパー